宅建試験だけではなく、多くの資格試験に共通する心得5選!ご紹介したいと思います。
学生時代と違って、時間配分がものをいう社会人の受験勉強…
できるだけ効率よく学習していきたいですよね。
次にご紹介する心得を意識して学習すると、効率は確実に上がります。
問題集からやり始める
参考書を一冊持っておくのは基本だと思います。
が、参考書をどれだけ読み込んだら問題が解ける様になるかというと…どんだけ読んでもなりません。
あ、なりますけど、時間効率が悪いです。
あんまり、考えなくていいので、とにかくご自分で作成した「大量記憶法」のスケジュール表に従って
問題集→参考書の順に読んでいきます。解かなくてもいいのです。
「大量記憶法」についてはこちら
そうこうしているうちに全体像が見えてきます。そして、何が「設問」になるのか傾向が分かってきます。
マラソンに例えると、フォームを真似してともかく走る、という感じ
腕の振り方の角度とか、歩幅は何メートルとか考えなくていいんです。
見たまんま、真似して回答していく。
繰り返していくうちに、だんだんと「分からないところが分かってくる」のです。
そこをしっかり理解できるように、いろいろな角度から掘り下げて勉強を進めていきましょう。
いろいろな角度から?これについてはこちらをどうぞ!
正確に覚えて、知識整理整頓して片付ける
いわゆる「イージーミス」を無くせ!ということです。
資格試験を受けたことがない人は「マークシートなんだから、正解なんて確率の問題」だとか
「答えは選択肢のうちのどれかなんだから、勉強してたらわかるでしょ」なんて
無責任なことをおっしゃいます。
そんなに単純じゃないのよねぇ…
そんなに単純だったら、誰も悩まない…ある程度、学習すればスルスル~と通っちゃいます。
じゃあ、なんで?なんで毎日何時間も頑張ったのに、1点とか2点足りなくて落ちるの?
原因は、ズバリ「知識のブレ」
確かに宅建試験の場合、4つの選択肢から正解を選べばいいわけです。
しかし、2つに絞れた後、「…どっちだったけ?」と悩むように構成されているのですよ。いやですよねぇ…
宅建試験は大きく3つのカテゴリーを学習します。
- 宅建業法
- 法令制限
- 権利関係
この中で得点を伸ばせる分野はズバリ
「宅建業法」
50問中、20問を占めるこの分野…最近は、ひねった問題も出題されるようになってしまいましたが
ここをすべて正解するくらい心を込めて学びます。覚えることも多いですが、比較的、理解しやすい分野なので勉強しやすいです。
この宅建業法の細かい知識を正確に整理するには棚田先生の覚え歌が最適です。
例えば、開業の免許の出題、こんな感じで解いていけます(必ず解説を聞いて覚えること)
私はちょっと踊りながら、リズムにのって覚えました。
元歌の歌詞が脳内に焼き付いて離れないドラえもんの歌は、「絵描き歌」のように歌いながら、紙に書きました。こちらです👇
2023年現在、インスタでしか公開されてないようです。(替え歌の場合、著作権等々問題があるのかもしれません。)
これは本当にわかりやすかった!
ぜひ、聞いてみてください。
覚え歌の活用法についてはこちらをどうぞ
ノートにまとめない!問題集に書き込む!
学生時代の中間テストや期末テストの時、「〇〇さんのノートわかりやすいから、貸して~」なんて言ってる友達、いませんでしたか?
特に女性に多いですが、カラフルなペンやシール・付箋など使って、とてもきれいにノートにまとめるのが得意なは人います。
もちろん、それで頭の中を整理して 理解が深まればよいのです。
が
大体、綺麗なノートを作り上げたところで妙な達成感を味わい、
「私よくやってる!」と安心してしまったりします。
違う!そうじゃな~い
直接、問題集に書きこむ、付箋を貼る、その方がずっと効率的です。
持ち運びも便利だし、そこに自分の苦手や理解不足が集約されていくので、パッと見て復習できます。
もちろん、自分でわかりやすいオリジナルの表を作って、トイレや目につくところの貼る方法も有効です。
そのまま「目をシャッターにして脳内記憶カメラに保存」していくイメージ。
右下の二行目に書いてあったアレ!という風に、記憶から正確な情報を引っ張りやすくなります。
難解な問題を解くために時間をかけない!
市販の問題集に収録されている問題は、そのすべてが過去に試験に出た問題です。
全く同じ問題が何回も出ることもありますが、大体なにかしら”ひねり”を加えてきます。
ただ、問題集に収録されているということは、何度も出てくる「重要な論点」を含んでいる、ということです。
ところが、専門学校などが実施している模試に出る問題は、オリジナルのものが出てきます。
初めてみた傾向の違う問題にビビり、失点し、それが悔しくてその難問奇問を理解しようと、何時間もかけて復習する人もいます。
それ、意味ありません。
これから先、ずっと出ないかもしれない難問なんてやりこんでも時間のコスパはよくありません。
本番の試験でも、こういう難問奇問が出題されることがあります。
こういうのを「捨て問」といいます。
捨てましょう!
そこに時間をかけてるヒマはありません。
大切なのは自分の苦手分野、あやふやな知識、勘違いしたまま覚えている点など、意識して繰り返し覚え解く。これが本番で一歩リードするカギとなります。
ちょっとザワついた場所で学習する!
ずっと、静かな場所で勉強していると、ちょっとした物音で集中力がそがれたりします。
実際、試験本番で集中力を高めるために「耳栓」を使用する人もいます。(事前に試験官にイヤフォンではないことを説明する必要があります)
ただし、試験会場によっては認められないこともあります。
またコロナ禍で空気の入れ替えをするために、窓を開けたまま試験をする会場もあります。
そんな時、外からサイレンの音や、バイクの爆音、団体ではしゃぎまわる人の声…などが、聞こえてくることもあります。
「ああ!うるさい!静かにしてくれ~」と思っても後の祭り。
では、どうするか?
普段から、どんな環境でも集中して問題を解けるように自分のマインドを鍛えておくのです。
そのためにはガヤガヤしたカフェや車内アナウンスのうるさい電車内、たくさんの人が行きかう公園などで勉強するといいですよ。
もちろん、家族が集う団らんのリビング…テレビの音、子供の泣き声、絡んでくる犬…そんな雑多な環境でも集中出来たら本番でこわいものはありません。
私が初めて受験したのはコロナ禍の2020年10月。
隣の男性が、ずっと咳をしていたので気が散って仕方ありませんでした。試験官が別室に連れていくわけでもなく、そのまま試験終了まで咳こんでいました。本当に集中できなくてつらかったです。
そうそう、マスク着用で学習が基本です!マスクしたまま学習する習慣をつけてください。
緊張感あふれる本番で、マスクしていると結構息が荒くなったりします。眼鏡かけてる人は当然曇ります。マスクをずらす対策も試しておきましょう。そしていつでも、平常心でいられるように普段からマスクをして学習を進めましょう。
※試験会場で指示があると思います。そちらに従ってください。
まとめ
社会人、ましてやオーバー50の学習法は少し特殊かもしれません。
それでも限られた時間と限られた記憶力を駆使して、できるだけ効率よく学習していきましょう。
そのために必要なのはこちら!
- 問題集からやり始める
- 正確な知識を整理整頓して覚える
- ノートにまとめない
- 難解な問題に時間をかけない
- ちょっとザワついた場所で勉強する
絶対、あきらめない!だって、何かを成し遂げたいから!
年齢なんかに負けないぞ!
今日がいちばん若い日!頑張りましょう。
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