宅建試験5問免除 とは?

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宅建試験は全部で50問ありますが、そのうち特定の分野についてはいくつかの条件をクリアすることで5問免除されます。

この制度を利用するためには何が必要か?
利用した方がいいのか?
裏ワザ情報も含めて解説していきたいと思います。

目次

5問免除を受けられる人

5点免除を利用するためには、国土交通大臣が指定する講習を受けて「登録修了者証明書」を発行してもらう必要があります。この証明書の有効期限は3年。つまり、講習を修了した日から3年以内に宅建試験に合格しないと効力を失ってしまいます。

この登録講習を受講するためには、一定の条件があります。

宅建業法17条の7、施行規則第10条の5第1号では「宅地建物取引業に従事する者」と定められています。具体的には次のような要件を満たすことが必要です。

  • 受講時に宅地建物取引業に就いていること
  • 「従業者証明書」を持っている人
  • 登録講習修了日まで従事しつづけていること
まいまい

宅地建物取引業って、不動産屋のこと?
正社員じゃないとダメなのかな?

男性

アルバイトでも大丈夫!専従者でなくても大丈夫!
不動産屋会社は従業員名簿にすべての従業員の名前を記載しないと宅建業法違反となります。
「従業者証明書」を携帯させないまま業務にあたらせるのも業法違反。アルバイトであっても、店先の掃除をさせているときでも厳密には「従業者証明書」を携帯させなくてはなりません。

宅地建物取引業は不動産屋だけではない

いわゆる不動産屋さんが宅地建物取引業です。が、最近は”不動産エージェント”という働き方をしている人もいますよね。

不動産エージェントとは?

個人で不動産の取引をサポート(仲介)する人のこと

不動産エージェントは、不動産エージェント会社に業務委託という形で属しているケースが多く、実際に不動産仲介契約を行うのは所属する不動産エージェント会社となります。

業務委託契約の内容にもよりますが、月額いくらかのお金を支払い、レインズや契約書類の作成など依頼することができます。つまり、エージェントの主なお仕事は「物件を売りたい人、買いたい人をつないだり、貸したい人、借りたい人をつないだりすること」です。

不動産屋に勤務していなくても、エージェント契約をしていればエージェント会社から「従業者証明書」を発行してもらえます。

他業種で会社員をしているとか、自営している方でも、エージェント契約をしていれば5問免除の切符が手に入るという裏ワザがあるわけです。

登録修了者証明書を発行してもらうためには

5問免除を受けるためには、登録講習修了者証明書の交付を受けなければなりません。

必要な条件は次の3つ!これらすべてを達成していないと受けられないのでタイムスケジュールを考えて行動していきましょう。

通信講習の受講

国土交通大臣から登録を受けた登録講習機関のみが、通信講習を実施することができます。

次のようなスクールでは通信講習を行っていますので参考に見てください。

受講金額はだいたい15,000円から20,000円くらいです。

スクーリングへの参加(10時間)

通信講座を受けてから、実際にスクーリングへ10時間参加する必要があります。

お住いの地域によりますが、実施地域が限定される場合があるので確認してください。

会場の少ない地域だと、締切が早くて、自分の仕事の休みに合わせられないこともあります。気をつけてくださいね。

修了試験で70%正解する

スクーリング最終日に修了試験が行われます。その試験で70%正解できれば晴れて5問免除の登録講習修了証を受けることができます。

スクーリングをしっかり受講していれば、大体大丈夫と言われています。

さすがに「ずっと寝てた」人は危ないかもしれません。

まとめ

宅建試験の5問免除は不動産会社に正社員で勤務していなくても受けられます。

まいまい

私は、1回目の受験当時、パートで不動産会社に勤務していたのですが、このことを知らなくて5問免除を活用できませんでした。
2点足りなくて不合格だったことを考えると本当に悔しいです。

7割以上取れたら合格!と毎年決まっていればいいのですが、宅建試験の場合、合格者の椅子の数は 上位〇〇名、となります。

1点足りなくてその上位何パーセントに入れない人は多い…活用できるものはしっかり活用していくことは時間とお金の価値を高めてくれると思います。

まだ、登録修了者証明書を発行してもらう準備が間に合う方は是非ご活用ください。

お金と時間はかかりますが、実用的な知識を得られることは間違いありません。宅建試験の出題範囲が8割ほど入っているので、違った角度からの講習を受けるのはおススメです。

以上、宅建試験受験する方の参考になれば幸いです。

知ってると知らないとでは人生が大きく変わることもある。

今日も何かを学びたいと思います。

おまけ

宅建士の資格が無くても不動産業界で働けます。

実務に携わりながら学習すると、頭に入りますし、学んだ知識が生かせます。そして、先述した5問免除も受けられます。

不動産業界は昔のようなブラック企業ばかりではありません。思い切って飛び込んでみるのもいいですよ。

転職活動はタダですから興味ある方は、こちらへ問い合わせしてみるのもいいでしょう。

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