スクール通学?通教?それとも独学?

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学生の時でも、社会人になってからでも、資格試験を受ける時の学習方法は大きく分けて3つあります。

お金をかけられるか?

時間をかけられるか?

自分の性格や生活リズムとあっているか?

方向性を間違えてしまうと、結構後悔してしまいます。何しろ宅建試験は年に一度しかない資格試験ですからね。

それでは、それぞれのメリットデメリットを踏まえながら、自分に合う方法をみつけていきましょう。

目次

スクール通学

いわゆる専門学校に通うと、試験本番までの計画が立てやすいです。

学習を進めていくリズムができますし、講義を受けることで緊張感もあり、集中できると思います。

疑問に思ったところをすぐに質問できるのもありがたいですね。

私は簿記2級を受ける時に、3か月ほど通ったことがあります。きちんと順序だてて学習を進められたのでとてもよかったです。

スクールによっては、系列の校舎で振替授業を受けられることもあるので便利です。もちろん、自習室も使えました。

ただ、仕事をしながらだったので、授業の時間にきっちり間に合わせるために残業をしないように必死でした。

宅建試験を受けた時は、コロナ真っ盛りでしたのでスクール通学は断念しました。

ご自宅とスクールと勤務先の距離、交通費、など費用対効果を考えて選択するのがいいと思います。

通学することがモチベーションアップになることもあれば、負担になって辞めてしまうこともあります。

また、ご家族がいる場合は、自分一人で決めないで、事前に話し合っておくのもおススメです。

通信教育

私が最初に飛びついたのは通信教育です。Webで授業を繰り返し見ることもできるので、苦手を克服するのにはもってこい、と思いました。

が、私にはあまり合わなかったかもしれません。

年齢的に55歳を過ぎていたのもあって、Webで該当箇所を繰り返して見てもなかなか理解が深まりませんでした。(もともと頭が硬いのかも)

やはり、同じ角度から何度説明されても頭に入らないものですね。そんな方にはこちらがおススメ。

オンラインで授業を受けることが前提になっているためか、テキストの内容がスカスカで、結局別の参考書が必要になってしまいました。このあたりは、通教あるあるかもしれません。テキストの内容までは確認できませんから注意が必要です。

そのうえ、スケジュール管理は「自分」ですから、どこまで自分が分かっているのかわからないという不安が付きまといます。

独学

私が、2回目の試験を受ける時に選んだ方法が「独学」です。

次のように取り組みました。

参考書や問題集を決める

参考書や問題集は書店で実際に手に取って見てから購入しました。

見やすさももちろんですが、解説が丁寧な問題集は参考書の代わりにもなります。

必ず現物を見比べて、ご自身に合うものを選びましょう。

大量記憶法を作成して学習計画を立てて実行する

宅建試験は大きく3つの分野に分かれています。

  • 宅建業法
  • 権利関係
  • 法令制限

3つと言えども、どの分野も覚えることがたくさんあります。

自分が、どの分野のどのあたりの学習を何回やっているのか?

それを「見える化」するのが大量記憶法です。

詳細はこちらで紹介しています。

この方法で学習を進めていくと、自分の弱い点が目に見えてわかります。

自分なりに使いやすくアレンジするのもおススメです。

耳学をする

体を動かしながら覚えると記憶が定着しやすい、と以前会社の上司から聞いたことがありました。

スマホにブルートゥースイヤホンをつなげて、散歩しながらYouTube講義を聴いたり、自分で録音した問題集の読み上げ音声を聴いたりすると、目で文字を追っていた時より「脳」を使っていることに気が付きます。

もちろん、集中して聴いていることが大前提です。くれぐれも転んだりしないよう気をつけてください。

さらに

詳しい説明はこちらからどうぞ。

予想問題集を解く

8月の後半くらいになったら、市販の予想問題集を購入して、本番同様に2時間しっかり計って解くことをお勧めします。3回分で一冊になっているものが多いです。

予想問題集を解くのは、時間配分に慣れるためです。2時間通しで集中力を保つことや、26問目から解き始めて法令制限に戻ったり、「捨て問」を飛ばしたり、実際にやってみるとわかることが多いです。

予想問題集で解けなかった問題については次の点を復習に生かしてください。

  • 問題の読み込みが足りなくて間違えた→一度で意味が分かるように/をつけて区切りながら読む。
  • 知識があいまいで迷ってしまった→正確な知識をきちんと積みなおす。焦らない。
  • 難しすぎて解説を読んでもわからない→「捨て問」の可能性が高いです。捨てましょう。

専門学校で実施される模試を受ける

実際に、「試験会場」で試験を受けると様々なことが体験できます。

会場までの時間、到着してからの準備、トイレの場所、会場の空気感…周りに人がいる状況でどこまで集中できるか…などなど。

本番で、上がらないためにも一度は受けてみる価値があります。

まとめ

スクール通学、通信教育、独学…自分の生活スタイルに合うものを選ぶのがいちばんです。

経済的な問題や、家族との時間の持ち方、仕事とのバランスなど人によって事情は変わります。

どれも昔からある学習法ですが、独学だけはYouTubeの登場で昔とは全く違った学習方法になっていると思います。ギターでも生け花でもなんでも学べるカルチャースクールがスマホ一つで手に入る時代です。しかも講師は選び放題。いい時代です。

繰り返しますが、年に一度しかない資格試験です。

後悔の無いよう頑張っていきましょう

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