効果的な「年代別過去問」の活用法

  • URLをコピーしました!

ある程度、学習を積み重ねてきたところで、過去の試験問題を本番同様に2時間以内で解いてみる!と挑戦する方いると思います。

「40点取れた!」と喜ぶ人も少なくないと思います。

が、ここに大きな落とし穴が!

そもそも、皆さんが日々学習している「問題集」には過去の試験問題の重要な問題が含まれています。

例えば、「令和3年度試験問題」に出されていた設問を3回くらいはすでにやっているのです。

ですから、結構スラスラ解ける…私の実力すごい!と喜んでしまうわけです。

「過去の試験問題で、常に40点超えてたのに、本番では見たことない問題ばっかりで…焦って時間配分間違えて、簡単な問題もミスった!」と嘆いている人も少なくありません。

ここからは「年代別過去問集」の有効な活用法をお伝えします。

この記事を読むと、「年代別過去問題集」の有効な活用法が分かります。そしてそれが、本番の試験対策にもつながります。ぜひ、最後まで読んでみてください。

時間配分を意識しながら問題を解く

宅建試験の科目別出題数は次の通りです。

  • 権利関係・・・・・・14問
  • 法令上の制限・・・・8問
  • 宅建業法・・・・・・20問
  • 税金・・・・・・・・3問
  • その他統計・・・・・5問

2時間で50問を解いていく…一見すると、簡単そうに見えますが、設問の言い回しや長い選択肢をじっくり読んでいると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

特に一問目は権利関係(民法も入ってくる難しめのところ)が出題されるので、ここで「なんじゃこりゃ?」みたいな焦る気持ちが発生して、懸命に解こうとすると沼にはまります。

全体の時間配分を考えるなら、次の通りに回答していくのがベストです。

では順に解説していきたいと思います。

目次

26問目から解く

宅建試験の26問目は宅建業法です。

この分野は、出題範囲が比較的せまく回答しやすいと思います。20問出題されますが、ここで正解率をあげていくと合格にぐっと近づけます。

逆に、ここで失点が多いとほかの分野で挽回するのはかなりきついかもしれません。

では宅建業法は簡単なのか?というとそうではありません。

一つ一つの選択肢は難解ではないのですが、正確な知識が問われます。

マークシート形式の試験によくあるのが、4つの選択肢のうち2つまでは絞れるけど、そこでかなり迷ってしまうこと。だからこそ、確信が持てないときは必ず後で見直ししましょう。

逆に、絶対自信のある回答は見直す必要はありません。時間を有効的に使いましょう。

46問目から解く

46問目は統計の問題です。こちらは、試験直前期に近々の統計調査を頭に入れておけば、何とかなるので記憶が鮮明なので正解できる確率があがります。

※試験本番では、試験会場までの道々で資格専門学校の方が、予想問題を配布している場合があります。これにサラッと目を通しておくのもいいですよ。サラッとね。

46問目以降は、5問免除申請している方は、学習の必要ありません。

その分、試験時間が10分短くなるので、そのつもりで時間配分を考えましょう。

迷ったときはしるしを付けて次へ進む

50問の設問を120分の試験時間で解くということは、単純計算で1問あたりにかけられる時間は2.4分です。

各設問につき、選択肢は4つ。設問を読んで理解する、選択肢を一つ一つ読んでいく…なんてやってると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

特に、判例問題は設問自体が難解で、2回も3回も読み込んでしまうことがあります。そうなると時間が足りません。

そこで、パッと見て時間がかかりそうだな、と思った設問は〇印などをつけて飛ばしていきます。

また、「回答はしたけど、いまいち自信がない」設問にも△などの印を付けて先へ進みます。

ともかく、最後まで問題をひと通りやりきることが大切です。

ひと通り終わっていると、「余裕」が生まれます。そこから、わからなかった問題に落ち着いて取り組むことができるようになります。

ただ、ここで2つ注意しておくことがあります。

  • マークミスをしない
  • 見直しの時に迷ったら、また飛ばしてほかの問題をやってから戻る
まいまい

問題飛ばしてると、マークミスを起こしやすくなるから気を付けよう!解答用紙にマークするたびに番号を確認するといいね

まいまい

私は、見直しの時に迷って、またほかの問題解いて戻りました。冷静になって2点を稼ぐことができました。結果的に、この2点で合格することができたのです。

まとめ

年代別過去問題集を何回も周回したのに、不合格だった!と嘆いている受験生、実は多いのです。

年代別過去問題集とは、漫然と周回するものではありません

本番の試験と同じく時間配分の練習をするものです。自宅で行う模擬試験、という位置づけです。

周回するのは分野別問題集のみ!それを大量記憶法の表を活用して脳内にたたきつけていきましょう。

大量記憶法についてはこちらをどうぞ

コメント

コメントする

このサイトは reCAPTCHA と Google によって保護されていますプライバシーポリシー利用規約 申し込み。

The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.

目次